今回は、JWCAD(JWW)の設定内容で「線の太さ」「線の色」や「線の種類」の変更方法などについて解説します。
この作業をおろそかにすると、図面の見栄えがおかしくなったり、後の修正作業で大変な思いをします。
また画面上とプリンタ出力でも、「線の太さ」などを変えることができ、特に「白黒」でプリンタ出力した時に差が出ます。
「基本設定」での線の色・線の種類・線の太さの変更の方法と、作画画面での線の色や線の種類の変更方法を紹介します。
目次
JWCAD(JWW)で線の色や線の種類、線の太さなどを変えるには?
JWCAD(JWW)の基本設定画面で「線の色」「線の太さ」を変更する方法
JWCAD(JWW)の基本画面で、「線の色」や「線の太さ」の設定する方法があります。
作業画面上部のツールバーから「設定(S)」→「基本設定(S)」の順番で基本設定画面を立ち上げます。
「色・画面」タブで設定の変更を行います。
この画面については「背景色の変更方法」の少し前の記事で触れています。
その記事はこちら↓
左側の画面要素に「線色1」~「線色8」まであります。
この中のRGB設定(赤・緑・青の三現色を合わせて色を表現する方法)でそれぞれの線の色を変更することができます。
JWCAD(JWW)では、最初から設定されている内容はこのようになります⇩
赤 | 緑 | 青 | 色サンプル | |
線色1 | 0 | 192 | 192 | |
線色2 | 255 | 255 | 255 | |
線色3 | 0 | 192 | 0 | |
線色4 | 192 | 192 | 0 | |
線色5 | 192 | 0 | 192 | |
線色6 | 0 | 0 | 255 | |
線色7 | 0 | 128 | 128 | |
線色8 | 255 | 0 | 128 |
*線色2は背景色を「黒」に設定変更したので、「白」に変更しています。
この数値を変更することによって、それぞれの線の色を変更できます。
また、プリンタで出力する時の色などの設定は、設定右側の「プリンタ出力要素」で変更することが可能です。
プリンタ出力要素側で「線幅」を変えると、紙で主力された時の線の太さを変えることができます。
設定画面の下の方の「線幅を1/100mm単位とする」という部分にチェックを入れ、各色の線幅を1/100mm単位で指定します。
例えば「線幅100」にすると1mmで出力、「線幅50」にすると0.5mmで出力されます。
JWCAD(JWW)の基本設定画面で「線の種類」を変更する方法
次に、JWCAD(JWW)の「線の種類」の変更方法です。
上部のツールバーから「設定(S)」→「基本設定(S)」の順番で基本設定画面を立ち上げるとこまでは同じです。
先程と違うのは、「線種」タブで設定を変更するということです。
この画面になります。
「実線」や「一点鎖線」「点線」などの変更を、こちらの画面で変えることができます。
あまりこの部分の設定は変更することがないので、覚えておくぐらいでいいかもしれません。
JWCAD(JWW)で「線の種類」を変更するのは、次で紹介する作画画面上での切り替えが大半になります。
JWCAD(JWW)の作画画面で線の色や線の種類を変更するには?
JWCAD(JWW)で「線属性」コマンドで「線の色」や「線の種類」を変更する方法
続いて、基本設定の画面ではなく作画画面での「線の色」や「線の種類」を変更する方法を紹介します。
「線」に関しての変更は基本設定ではなく、こちらの方法がメインになると思います。
画面上の右側ツールバーの「線属性」コマンドをクリックします。
この設定画面を立ち上げて、変更したい「線の色」や「線の種類」をクリックするだけです。
ちなみに、この画面に出てくる「線色1」~「線色8」までの色の種類は、先程紹介した基本設定画面上でRGB色で設定した色になります。
JWCAD(JWW)で「属性変更」コマンドで「線の色」や「線の種類」を変更する方法
JWCAD(JWW)では、既に作図が完了している線なども、後から「線の色」や「線の種類」の変更が可能です。
まず、変更したい「線」などを範囲選択で決定します。
次に、ツールバー上の「属性変更」コマンドをクリックし、「指定【線色】に変更」や「指定【線色】に変更」でチェックを入れ、線属性コマンドで変更したい線の色や線の種類に変更できます。
手順を覚えるて、あとは実践して試してみましょう。
慣れてくると、簡単にできるようになります。
JWCAD(JWW)「線の太さ」「線の色」「線の種類」の設定や変更方法を習得する まとめ
今回は、JWCAD(JWW)の「線の色」や「線の種類」「線の太さ」について記事にしてみました。
CADの業務では、早く正確な作業を求められます、
早く正確な作業を行うにはコマンドの理解と、適材適所での判断が必要不可欠です。
また次回もJWCAD(JWW)の基本操作的な内容を紹介します。
*「できるJw-cad パーフェクトブック」は絵が多く、色々な使い方を解説しています⇩
JWCADの操作を覚えたい人にはいいかもしれません。