今回はJWCAD(JWW)の基本的な使い方や基本操作について紹介します。
何事も基本ができていないと応用ができないように、CADの作図でも同じです。
JWCADの基本操作や使い方がわからない。
そのような悩みを解決します。
目次
JWCAD(JWW)の基本操作や使い方 「線」の書き方
JWCAD(JWW)の使い方には色々ありますが、基本的にはCADの空間上に作図するために各コマンドを使って作図を進めていきます。
その作業の中で重要なコマンドの一つが「線」コマンドになります。
JWCAD(JWW)で「線」を作図する場合は、「線」コマンドを選び、マウスで書くか、数値で入力する方法が主流になります。
上級者になると「線」コマンドは以外と使わなくなります。
その理由は「複写」コマンドを使う方が早いからです。
上級者の「線」コマンドの使用方法は、補助的に微調整のような使い方が多いような気がします。
また、「線」コマンドの使い方のポイントとしては、ツールバーの「水平・垂直」にチェックをいれると、「水平・垂直」でしか「線」コマンドが作図できなくなります。
上手く切り替えを行い、無駄な作業は減らしていきましょう。
また右側に「線属性」コマンドがあります。
このコマンドをクリックすると「線の色」や「線の種類」を変更することができます。
こちらも、私の場合はあまり使わず「属性取得」コマンドで線属性を切り替えています。
理由はレイヤーなども切り替えることができるからです。
この辺はまた改めて解説します。
JWCAD(JWW)の基本操作や使い方 「矩形」の書き方
JWCAD(JWW)で「矩形」の書き方ですが、基本的には「矩形コマンド」を使って作図を行います。
矩形コマンドからでも切り替えれますが、「線」コマンドからも切り替えが可能です。
「線」コマンドの「水平・垂直」と同じように、「矩形」のところにチェックを入れれば。「矩形」モードに切り替えます。
マウスだけでも自由な大きさの矩形を作図することができますが、寸法入力を使った作図の方が多用します。
寸法の項目に、「Xの値」と「Yの値」を入力すればいいだけです。
「500,500」と入力すれば1辺が500の正方形、「300,200」と入力すれば長辺が300、短辺が200の長方形が出来上がります。
「線」コマンドの作図と同じように、作図前にレイヤーと「線属性」を確認するのがポイントです。
JWCAD(JWW)の基本操作や使い方 「円」の書き方
次はJWCAD(JWW)で「円」の作図方法です。
筆者の場合は先程紹介した「矩形コマンド」よりは「円コマンド」の方が、多く使う場面があります。
「半径」数値を入力し作図する流れが基本的な操作になります。
コマンドの使い方や慣れた頃には「複写」コマンドで「円コマンド」はあまり使わなくなるかもしれません。
JWCAD(JWW)の基本操作や使い方 「移動」「複写」コマンドの使い方
JWCAD(JWW)の基本操作の「移動コマンド」の使い方です。
例えば、100角の矩形を移動や複写したい時、「範囲選択」でその範囲を選び、どこを基準に移動や複写するかという意味で「基準点」を変更するパターンがあります。
「移動」や「複写」の要領は、操作をすれば分かってくると思います。
つまずきやすいのは、「左クリック」「右クリック」のどちらで範囲選択の決定を行うかによって、「文字」が選択されなかったりするということです。
また「移動」や「複写」コマンドの切り替えも、ツールバー左上のチェックボックスで切り替え可能です。
切り替えによって「X方向」や「Y方向」に固定して「移動・複写」を行うことも可能です。
「数値入力」での「移動・複写」もできるので、建築図面などでモジュールが決まっている時などは「数値入力」は多用したりします。
JWCADの場合は、縮尺などのコマンドがないので、「移動・複写」コマンド内の「倍率」で調整する必要があります。
この「移動・複写」コマンドが、JWCADで一番使われるコマンドになってくると思います。
JWCAD(JWW)の基本操作や使い方を紹介 まとめ
今回はJWCAD(JWW)の使い方や基本操作について紹介しました。
イメージとしては、例えば「紙に絵を描く」作業の場合、紙がPC画面、鉛筆がマウスやコマンドに置き換わっているような感覚が近いと思います。
各コマンドの使い方や基本操作が、作図の精度や作業効率・スピードなどに影響するので一つずつ理解・体得していきたいですね。
またショートカットキーでの使い方なども改めて紹介します。
今回はこの辺で終了します。