今回は、JWCAD(JWW)で塗りつぶしの方法(色を塗る)と画像を挿入する方法を紹介します。
この方法を覚えると、線だけで表現している図面なども色分けすることができたりするので、視覚的に相手に伝わりやすい図面などを作ることができるようになります。
書き方によっては、他の作図と混在して修正がかなり大変になるので、レイヤー管理などがポイントになってきます。
JWCADで色を塗ったり、塗りつぶしたりするにはどうすればいいの?画像を挿入するにはどうしたらいいのか?
そんな内容について解説します。
目次
JWCAD(JWW)で塗りつぶし・色を塗るには「多角形」コマンドの出番
JWACAD(JWW)の「多角形」コマンドを使いこなし,塗りつぶし着色する方法
JWCAD(JWW)で、作図内容に色を塗る・着色したい場合は、基本的に「多角形」コマンドを活用していきます。
まずは色を塗りたい絵を作図画面で準備します。
今回は100cm×100cmの正方形を二つ作り、その右側の正方形を「多角形」コマンドで色を塗ります。
左側のツールバーに「多角形」というコマンドがあります。
そちらをクリックし、次は上部のツールバーの「任意」を続けてクリックして次の画面に変わります。
「ソリッド図形」と「任意色」にチェックを入れると「色の設定」のポップアップが出てきます。
この「色の設定」のポップアップ内で「色」を選んだり、右側のコントロールバーをスライドさせることによって「色」の調整ができたりします。
「色合い」「鮮やかさ」「明るさ」「赤」「緑」「青」の数値を変更することでも調整・作成可能です。
色を選び、ソリッドモードで正方形の角の4点を順番に右クリック。
クリックを終えて、ツールバー左上の「作図」ボタンを押すと、選んだ色でクリックした点の内部を着色します。
これで「多角形」コマンドを使った着色は完成です。
JWCAD(JWW)で色を塗る方法(塗りつぶし)は覚えると作業はシンプルです。
*JWCAD(JWW)は画面左下に案内的な「指示」が出ます。次に何をすればいいのか分からなくなった時はそこを確認するのもアリです。
JWCAD(JWW)で既に塗りつぶしてしまった多角形を簡単に別の色に変える方法
JWCAD(JWW)で「多角形」コマンドを塗りつぶす方法は、少し手間がかかります。
クリックの回数が多くなってしまうのと、角のポイントを押さえるために「拡大」「縮小」を繰り返すことになります。
また、着色完了後に色の修正などがあった場合、一旦消去し、初めからやり直すのはすごい労力になります。
そうならないために簡単に別の色に変える方法があります。
中央のグレー色の四角形を赤色に変更したい場合です。
右側のツールバーの「属取」ボタンを押し、変更後(取得したい)の色から属性を取得します。
後は色を変えたい多角形にカーソルを合わし、キーボードの「ctrlボタン」を押しながら左クリックをすれば色が変わります。
初めから作図より、簡単に修正や変更ができます。
JWCAD(JWW)で画像を挿入する方法
JWCAD(JWW)でも画像を挿入することができます。
形式が「bitmap」形式のみなので、写真などのJPEGデータは変換する必要があります。
この画像は「画像挿入」後の画像です。
先程の多角形コマンドの時に使った画像をスクリーンショットし、そのまま貼り付けました。
手順としては、上部ツールバー上の「編集(E)」を選び、その中から「画像編集(G)」を選びます。
上部ツールバーが切り替わるので「画像挿入」ボタンをクリックし、画像を選び、好きなところに貼り付けるだけです。
もちろん図面に貼り付けたりすることも可能ですが、PCの環境によっては、スピードが重くなったりします。
画像データのbitmapデータを、別のフォルダなどに移動してしまうと表示されなくなります。
フォルダをそのまま移動してしまった場合も同じような現象が起きるので注意が必要です。
JWCAD(JWW)で塗りつぶす方法(色を塗る)と画像を挿入する方法 まとめ
今回は、JWCAD(JWW)で塗りつぶしによる色を塗る方法と、画像などの貼り付け方法について記事にしました。
両方とも身につけば、作画した内容や図面などを彩ることができます。
しかし、CAD上で行う作業量が増えれば増えるほど、ミスが起きたり修正作業が厳しくなります。
そうなった時に「レイヤー」での管理などが重要になってくるので、コマンドを切り替える時は属性管理は非常に重要です。
まだしばらくJWCADに関する記事を続けていきます。