今回は、JWCAD(JWW)で「表計算」コマンドを使う方法を紹介します。
「表計算コマンド」は、作図コマンドではないため利用するユーザーも少ないかもしれません。
JWCADを数年、数十年使っているユーザーでも、「表計算コマンド」の存在や機能を認識していない状況も多く見かけます。
「表計算コマンド」を使いこなせば、JWCAD上で表を作成したり数値をまとめたりすることができるので非常に便利です。
JWCAD(JWW)の表計算コマンドの使い方
JWCAD(JWW)で表計算を行う場合は、ツールバーの中にある表計算コマンドを使います。
表計算コマンドの各項目が上部ツールバーに表示されるので、用途によって使い分けます。
JWCAD(JWW)の表計算
JWCAD(JWW)の表計算は下記の5パターンを使うことができます。
- 「A群×B群」
- 「A群÷B群」
- 「A群+B群」
- 「A群-B群」
- 「範囲内合計」
基本的にはJWCAD(JWW)上で「A群」「B群」それぞれを選択し、ステータスバー通りに作業を進め、自動的に表計算してもらう流れになります。
JWCAD(JWW)の表計算 A群×B群
「A群×B群」は掛け算を行いたい時に使います。
「A群」をまず選択し、次に「B群」の範囲を選択。
最後に数値結果を書き出したい場所で左クリックをすれば完了。
JWCAD(JWW)の表計算 A群÷B群
「A群÷B群」は割り算を行いたい場合に使います。
「A群」をまず選択し、次に「B群」の範囲を選択。
後は掛け算の時と同様に、最後に数値結果を書き出したい場所で左クリックをすれば完了。
JWCAD(JWW)の表計算 A群+B群
「A群+B群」は足し算を行いたい時に使います。
「A群」をまず選択し、次に「B群」の範囲を選択。
他と同様に、最後に数値結果を書き出したい場所で左クリックをすれば完了します。
JWCAD(JWW)の表計算 A群-B群
「A群ーB群」は引き算を行いたい場合に使います。
「A群」をまず選択し、次に「B群」の範囲を選択。
最後に数値結果を書き出したい場所で左クリックをすれば完了します。
JWCAD(JWW)の表計算コマンド 「範囲内合計」
JWCAD(JWW)の表計算コマンドの中に「範囲内合計」というコマンドが有ります。
使い方によっては非常に便利なツールで、excelや電卓より計算を早く処理できることも有ります。
使い方としては、範囲を選択した「数値」を自動的に計算するので、どんなに数字の数が増えようとも、5クリックほどで計算が終了します。
①計算したい数値の範囲を選択
⇩
②計算結果を書き出したいところで左クリック
注意点としては、単位がついている数値の読み取りができないため、数値と単位の文字を分けて入力すのもtech.にニックの一つと言えます。
JWCAD(JWW)で表計算コマンドを使う方法 まとめ
今回はJWCAD(JWW)の表計算コマンドに使い方について紹介しました。
表計算コマンドを使いこなせれば、JWCAD上で数値の確認などもできるので、作業効率が飛躍的に向上します。
特に数字を多く取り扱う業種や、確認作業が多い内容など、こういったコマンドを駆使して精度を上げたいですね。
また機会を改め解説します。