今回は、JWCAD(JWW)で「手書き線」を使って作図する方法を紹介します。
直線や曲線をスムーズに作図でき、その精度と整った安定したレイアウトを構成出来るのがJWCADの特徴の一つですが、時々手書きのスケッチやドローイングの暖かみや人間味を取り入れたいと思うデザイナーやエンジニアもいます。
JWCADでも、作業方法の中で敢えて不規則的な線や図形を作図することもできます。
「手書き」によるメリットは、以下のように挙げられます
- 人間味のあるタッチ:手書き線は、デジタル図面に温もり個性をもたらします。クライアントや視聴者は、このタイプの線が持つアーティスティックな要素に反応することがよくあります。
- クリエイティブな表現:伝統的なCADラインワークに飽きたり、プロジェクトに独自性を加えたいと感じるクリエイターには、手書きのスタイルが新たな自由な表現を提供します。
建築図では、「植栽」などの表現にも使うことができるので覚えておいて損はありません。
JWCAD(JWW)で「手書き線」で作図する方法
JWCAD(JWW)で「手書き線」で作図する方法は、ツールバー上部にある「作図」コマンドから「連続線」を選びます。
その中に「手書き線」の項目があるので、チェックボックスをクリックするだけで「手書き風」な作図を行うことができます
「手書き線」で作図する手順については、左クリックを一度押せば、後はマウスの動きにあわせて線を作図することができます。
終わる時も左クリックを押すことで終了し、簡単に作図することができます。
「手書き線」は個々の線データの集まりになるので、削除する場合は「範囲選択」などで対応する必要があります。
JWCAD(JWW)で「手書き線」の最適化のヒント
JWCADで「手書き線」を行う上でのポイントです。
- レイヤーを活用する:手書き線を特定のレイヤーに割り当て、その表示や編集を簡単に行います。この方法で、プロジェクトの他の部分と手書きスタイルを区別することができます。
- スケールに注意する:手書き線の効果は、プロジェクトのスケールに大きく依存します。ズームインやズームアウトを行うと、線の外観が大きく変わることがありますので、正しく表示するスケールで作業することが重要です。
後の編集作業を軽減する上でも上記内容は気を付けたい箇所になります。
JWCAD(JWW)で「手書き線」を使って作図する方法 まとめ
JWCADで手書き線を使うことは、エンジニアリングやデザインプロジェクトに人間味と芸術的な要素を描く効果的な方法です。正しいツールとテクニックを使えば、誰もが自分のCADプロジェクトにリアルな手書きのタッチクリエイティビティを解き放ち、次のJWCADプロジェクトに個性と暖かみをもたらしましょう。