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明度(めいど)と彩度(さいど)と色相(しきそう)。加法混色と減法混色について

明度(めいど)と彩度(さいど)と色相(しきそう)。加法混色と減法混色の参考画像

色彩の中で欠かせない存在なのが「明度(めいど)」と「彩度(さいど)」と「色相(しきそう)

明度明るさの度合いを表し、彩度色の鮮やかさを表しています。

色の三原則を語る上での必要不可欠の明度」「彩度」「色相

加法混色減法混色も合わせて解説していきます。

明度(めいど)・彩度(さいど)・色相(しきそう)

色の三原則  明度(めいど)・彩度(さいど)・色相(しきそう)の参考画像
色の三原則 明度(めいど)・彩度(さいど)・色相(しきそう)

明度(めいど)

明度は明るさの度合いを表し、明るさを物体の表面からの光の反射率で測られます。

反射率100%の白色を10として、0から10までの数値で表すことで、明るさの統一数値としてよく利用されています。

「輝度」も明るさを表す数値ですが、輝度そのものは光源などの明るさに対し、「明度」は物体が持つ色の明るさを表します。

明度が高い色は明るく、低い色は暗いと感じます関連このプロパティは、色合いや視覚的な重要性を評価する際に重要です。

彩度(さいど)

彩度は色の強さや鮮やかさを表し、くすんだ色は彩度が低く、純色と言われる色味が明瞭な色などは彩度が高く鮮明に見えます。

彩度の内容によっては、デザインなどのバランスにも大きく影響を与えるので、周りの色や種類によって合わせていく必要が有ります。

彩度が高い色は、その色が純粋であることを示します、彩度が低い色は色にグレーまたは他の色が混ざっていることを示します。

色相

色相とはオレンジといった色の属性を表す特性ともいえます。

オレンジ」といった色相をもつ色を「有彩色」

「白,,黒」といった色相を持たない色を「無彩色」とも言われます。

色相は通常、色の円環を使って表され、360度のスペクトルで示されます。

色の三属性

上記で紹介した「明度」「彩度」「色相」を合わせて「色の三属性

それぞれの違いや組み合わせによって、特定の「色」として人が認知することができます。

色の三属性はカラーデザインなどの基本的な部分なので、さまざまな資格試験にも頻繁に出題される内容になります。

加法混色と減法混色

加法混色と減法混色の参考画像
加法混色と減法混色

「明度」「彩度」「色相」を説明する上で、合わせて覚えておきたい内容が「加法混色」「減法混色」になります。

混同しやすい内容になりますが、それぞれ理解することで様々な技術に応用が利きます。

加法混色

加法混色とは、赤(R)緑(G)青(B)を組み合わせて色を表現する方法になります。

英語の頭文字から略され、太陽光やパソコンのディスプレイやモニターなどの色光を表します。

この色を重ね合わすことにより明るくなり、三色を混ぜることで「白色」になります

減法混色

減法混色とはイエロー(Y)シアン(C)マゼンタ(M)を組み合わせて色を表現する方法になります。

プリンタの設定などを含め、印刷物の多くは減法混色による組み合わせによります。

加法混色とは対照的で、色を重ね合わすことにより暗くなり、三色を混ぜることで「黒色」になります。

色の変化と知覚

明度の変化と知覚

明度の変化は、色の明るさに直接影響を与えます。例えば、明度が高い色は明るく、明度が低い色は近く見えます。明度の変化は、視覚的なコントラストや色の視認重要同様に、明るいテキストを暗い背景に配置することで、読みやすさが向上します。

彩度の変化と知覚

彩度の変化は、色の鮮やかさや純度に影響します。 彩度が高い色は色で、彩度が低い色は灰色がかった複雑に見えます。に影響を与える、色彩心理学的においても重要です。例えば、淡い赤は情熱的で、彩度の低い赤は穏やかで落ち着いた印象を与えます。

色相の変化と知覚

色相の変化は、色の種類や配置を示します。色相の変化により、色が異なるカテゴリーに属し、異なる印象を警戒します。例えば、青から緑に変化すると、自然や生命力を想像させること色相は、デザインやアートに関して特に重要で、感情やメッセージの伝達に影響を与えます。

明度(めいど)と彩度(さいど)と色相(しきそう)。加法混色と減法混色 まとめ

今回は明度」「彩度」「色相などを中心に記事にしてみました。

前回紹介しました「輝度」や「照度」などとも、文字の並びや雰囲気だけで混同されやすく、資格試験でも数多く出題される分野になります。

明度、彩度、色相は、色彩に関する基本的な要素であり、デザイン、写真編集、視覚芸術などの多くの分野で重要です。これらの概念を理解することは、色の調整や表現において大きな助けとなります。

また、加法混色と減法混色は、色を生成および表現するための2つの主要なプロセスであり、それぞれの光学ディスプレイや印刷技術に関連しています。

色は私の日常生活や視覚的な体験に欠かせない要素であり、これらの概念を理解することで、より良いデザイン、視覚効果、およびメッセージ伝達が可能になります。

また機会を改めて「光」や「色」について記事にしていきます。

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archi

普段は設計メインの建築エンジニア。 休日は趣味(スポーツ・遊び)を堪能する2児の父。 ハウスメーカーやデベロッパー、設計事務所などを渡り歩き、住宅から大規模建築まで様々な分野を取り扱うストロングスタイル! 所有資格/建築士/宅建士/AFP/古民家鑑定士/福祉住環境コーディネーター/大型免許・大型二輪/一級小型船舶免許操縦士他

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