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ハイブリッド瓦の種類 ROOGAとエアルーフ「リフォーム・リノベーション計画の失敗しない為の知識⑨」

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ハイブリッド瓦の特徴

瓦の良さを残しつつ、軽量化されるのが「ハイブリッド瓦」の参考画像

瓦の良さを残しつつ、軽量化されるのが「ハイブリッド瓦」

今回は、瓦の中でも耐久性や耐候性、デザインの良さを上手く組み合わせた「ハイブリッド瓦」について紹介します。

「瓦」は日本家屋の象徴として、様々な場面で利用され、日本の建築史と共に歩んできたといっても過言ではありません。

しかし、昨今の災害に対する考え方から、重量がある「瓦」を使用することに懸念の声が挙がってきます。

「瓦」の持つ意匠性・装飾性を残し、軽量化された瓦が「ハイブリッド瓦」になります。

業界でもハイブリッド瓦は、KEMW(ケイミュー)の「ROOGA(ルーガ)」と富士スレートの「エアルーフ」が多く使われています。

ROOGA(ルーガ)/KEMW(ケイミュー)

ハイブリッド瓦の一つ、ROOGA(ルーガ)は、カラーベストが得意なKEMW(ケイミュー)社が開発した商品になります。

正式には「瓦」そのものではなく「樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦」という形で、似た形状を作り出しています。
従来の桟葺瓦や土葺き瓦の場合1坪約140㎏~200㎏の加重が掛かる重量を、ROOGA(ルーガ)の場合は1坪当たり約68㎏と、半分以下の加重条件に軽減してくれます。

そういった面でも、コストパフォーマンス(費用対効果)に優れ、耐候性が高く、表面にもケイミュー株式会社独自の塗装構造が採用されてあるため、長く使うことが出来ます。

ルーガの種類 「雅」と「鉄平」

ROOGA(ルーガ)の中でもデザインパターンが2種類に分かれており、「」と「鉄平」に分かれます。

和風調の住宅には「雅」を使用することが多く、洋風調の住宅には「鉄平」が使われます。

色も数種類から選ぶことが出来るので、住宅の形状やデザインにあった商品を選ぶことが出来ます。

ROOGA「雅」の色パターンの参考画像

ROOGA「雅」の色パターン

ROOGA「鉄平」の色パターンの参考画像

ROOGA「鉄平」の色パターン

エアルーフ(富士スレート)

エアルーフは富士スレート社が開発した「高分子繊維セメント瓦」になります。

重量に関しては、通常の陶器瓦より40%も重量を軽減。

瓦の割れやすさについては、高分子繊維の柔構造により強度・耐久性を向上。

表面上はフッ素コーティングを施し耐久性も優れています。

意匠性にこだわり、建築の形状やデザインに対応できるように種類が以下のように分かれています。

  • フレンチ
  • ウッディシンプル
  • ドリーム30
  • プロヴァンスS

それぞれのデザインを見ていきましょう。

フレンチ

エアルーフ「フレンチ」は、洋風の住宅に合わせやすいのが特徴で洋瓦の雰囲気を上手に取り込んでいます。

コーティングの仕様によって選べる種類は限定されますが、住宅のデザインに合わせやすくなっています。

エアルーフ 「フレンチ」の色の種類の参考画像

エアルーフ 「フレンチ」の色の種類 出典:エアルーフカタログ

ウッディシンプル

ウッディシンプル」は、文字の通り「木の感触」をテーマにしており、温かく包容してくれる雰囲気のハイブリッド瓦になります。

シンプルなデザインも特徴で、乾式・湿式の外壁を問わず合わせやすい商品になっています。

エアルーフ 「ウッディシンプル」の色の種類の参考画像

エアルーフ 「ウッディシンプル」の色の種類 出典:エアルーフカタログ

ドリーム30

ドリーム30」はフラットな形状が特徴で、和洋問わずデザインを合わせることもできます。

色のパターンによっては、重厚感を演出したり、軽快さを演出することもできます。

エアルーフ 「ドリーム30」の色の種類の参考画像

エアルーフ 「ドリーム30」の色の種類 出典:エアルーフカタログ

プロヴァンスS

プロヴァンスS」は、南フランスのプロヴァンスをイメージしたハイブリッド瓦になります。

エアルーフの中でも立体感ある部類に入るので、外観の上部を強調したい場合は選択したい種類になります。

エアルーフ 「プロヴァンスS」の色の種類の参考画像

エアルーフ 「プロヴァンスS」の色の種類 出典:エアルーフカタログ

リフォーム・リノベーション計画の失敗しない為の知識⑨ハイブリッド瓦の種類 ROOGAとエアルーフ まとめ

今回はハイブリッド瓦の種類の内「ROOGA(ルーガ)」と「エアルーフ」を紹介しました。

両商品とも長年の知識の蓄積を元にした技術が施されており、意匠性を失うことなく耐震性や耐候性などの機能部分を飛躍的の向上されています。

色種類も豊富かつ付属パーツなども充実しているので、新築・リフォーム関係なく選べるところも特徴の一つです。

屋根の葺き替えを検討する場合は、一度候補で検討してみてはいかがでしょうか。

 

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archi

普段は設計メインの建築エンジニア(建築とテクノロジーの追求を目指す)。 休日は趣味(スポーツ・遊び)を堪能する1児の父。 ハウスメーカーやデベロッパー、設計事務所などを渡り歩き、住宅から大規模建築まで様々な分野を取り扱うストロングスタイル! 所有資格/建築士/宅建士/AFP/古民家鑑定士/福祉住環境コーディネーター/大型免許・大型二輪/一級小型船舶免許操縦士、他

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