今回は、建築物の環境負荷低減方法の一つ「水平ルーバー」や「垂直ルーバー」の役割を紹介します。
昨今、地球温暖化の防止や石油などの資源の滑稽を課題として、建築においても環境に対する取り組みが求められています。
その中でも、設備技術が着眼された省エネルギー重視の建築物の設計がスタンダートになりつつあります。
今回から数回に分けて、建築物における環境負荷低減方法を紹介します。
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建築物の環境負荷低減方法 水平ルーバー
建築物の環境負荷低減方法の一つとして「水平ルーバー」が挙げられます。
主に南面に面する開口部に設けられ、日射を遮蔽する役割を担っています。
ルーバーの間隔や素材などにより、夏季の日射遮蔽・冬季の日射取得による日射熱に対応することができ、意匠的にも兼ねることのできる形態も多く、建物の全体像にも影響してくる内容になります。
建築物の環境負荷低減方法 垂直ルーバー
建築物の環境負荷低減方法の一つとして「垂直ルーバー」も挙げられます。
主に東・西面に面する開口部に設けられ、日射を遮蔽する役割を担っています。
ルーバーに角度をつけることにより、日射の遮蔽やプライバシーの保護も考慮することができ、意匠的なデザインにも対応でき、屋内からの景観に配慮し、日射の遮蔽も考慮できる形態になっています。
建築物の環境負荷低減方法①水平ルーバーや垂直ルーバーの役割 まとめ
今回は、建築物の環境負荷低減方法①水平ルーバーや垂直ルーバーの役割について紹介しました。
ルーバーの設置により、
①日射の遮蔽
⇩
②冷房負荷の軽減
⇩
③CO2排出量の軽減
というサイクルが生まれ、環境負荷軽減のスタンダートとして定着されつつあります。
水平庇やLow-Eガラス等の組み合わせにより更なる効果が期待されます。
しかし、両ルーバー共、建物外部に設置するため、メンテナンスに費用や手間が掛かることが多く,、環境免を重視しすぎずメンテナンスにも配慮し、採用を検討する必要があります。
一長一短ありますが、長く建築物がその場所に定着することを考慮すれば取り入れていきたいですね。
次回も環境負荷軽減項目について紹介します。
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