今回は、JWCAD(JWW)で作成したデータをPDF化させる方法を紹介します。
建築やエンジニアリングの分野で働く多くの人は、JWCADの使いやすさと機能性を頼りにしています。
JWCADでは、精密な図面やデザインを作成できますが、それらをデータで共有するにはデータベースで保存する必要があります
作成した図面やデータを他の人と共有する際に、異なるプラットフォームやデバイスで簡単に閲覧できるためには、PDF ファイル形式は非常に便利です。
JWCADの操作と同時に、PDF化させる方法もおさえていきましょう。
JWCAD(JWW)の印刷方法
JWCAD(JWW)で紙ベースでの印刷を行う場合は、画面上部にあるツールバーより、「ファイル」を選択します。
「印刷」タブが現れるので、「プリンター名」で出力したいプリンタを選択し「プロパティ」をクリック
各プリンタによってここから先の「プリンタプロパティ」の画面が違いますが、下記が共通確認項目です。
- 部数の確認 (印刷の枚数)
- 原稿サイズの確認(A3やA4が主流)
- 出力サイズの確認(原稿サイスと同じ)
- 原稿の向き(縦・横)
- カラーモードの確認(自動・グレースケール・カラーモード)
プリンタプロパティ内の情報を確定後、JWCAD(JWW)の作業画面上で印刷する範囲を選択します。
表示されている枠内が印刷対象範囲になり、「枠書込」コマンドをクリックすれば、自動的に印刷範囲の枠が作図されます。
ピンポイントで印刷したい場合は、基準点のコマンドを変更することで印刷の基準点を変更することができます。
左・上 | 中・上 | 右・上 |
左・中 | 中・中 | 右・上 |
左・下 | 中・下 | 右・下 |
基準点のパターンを表にすると上記のような形になり、全部で9パターンあります。
目印を設定しておくと、迷わずに綺麗に印刷空間を狙えるので、予め、補助線などで印刷枠の矩形を作図しておく事をオススメします。
ツールバーのプルダウン上で倍率を選択し「印刷」コマンドをクリックすれば印刷は完了します。
JWCAD(JWW)をPDF化する方法
最新の JWCAD (JWW)のバージョンでは、ファイルを直接 PDF としてエクスポートする機能が解放されています。
JWCAD(JWW)でPDFに変換を行う場合は、印刷方法と同様になります。
PDFに変換する場合は、PDF変換ソフトが必要になりますが、Windows10以降であれば、「Microsoft Printo to PDF」を使用すれば JWACAD(JWW)ファイルをPDFに変換することができます。
画面上部にあるツールバーより、「ファイル」を選択し、「印刷」タブが現れるので、「プリンター名」で「Microsoft Printo to PDF」を 選択 「Microsoft Printo to PDF」のプロパティ内 印刷の向きの確定「縦・横」 「詳細設定」へ 用紙サイズ(A3やA4が主流)と部数を決定 「Microsoft Printo to PDF」プロパティ内の情報を確定後、JWCADの作業画面上で印刷する範囲を選択します。 JWCADの作業画面上での印刷方法は「印刷」時と同じ手順になります。
PDFに変換する場合は、「90°回転」コマンドにも注意が必要です。
PDF変換後に正確に見れるよう「90°回転」コマンドと「Microsoft Printo to PDF」のプロパティ内の「印刷の向き」との調整が必要です。
JWCAD(JWW)の印刷方法やPDF化する方法 まとめ
今回はJWCAD(JWW)の印刷方法やPDF化する方法を紹介しました 昨今のデータの受け渡しでは、PDFでの受け渡しが主流です。
スムーズなアウトプット作業ができるよう基本的な部分はおさえておきたいですね。