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インテリアプランナーとインテリアコーディネーター

建築系の資格の中で、女性に人気のある資格が「インテリアプランナー」と「インテリアコーディネーター」。


今回は、その違いや試験内容について解説していきます。


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インテリアプランナーとインテリアコーディネーター 

インテリアプランナーとインテリアコーディネーター はどう違う?

似たような名称ですが、両方ともインテリアのプロの資格として、毎年試験が開催されています。

主催・取り扱っている団体に違いがあり、インテリアプランナー(公益社団法人 建築技術普及センター) は、インテリアコーディネーター(公益社団法人 インテリア産業協会) として、業界の技術や品質の向上などに努められています、

両方ともインテリアのプロとしての資格ですが、それぞれ試験問題など違う所が何点かあります。

両資格共に受験資格に制限は無く、誰でも受験ができる形式になります。

特にインテリアプランナーの場合は、一級・二級・木造建築士を所有の方は学科試験が免除されます。

インテリア業界の分野が女性が多く、受験者の割合も他の建築系の試験と違います。また、インテリア業務は住宅の設計業務では建築の完成度を左右する重要なポジションになります。

顧客からの信頼を得るためにどちらか取得できれば自信にも繋がると思います。建築士とのダブルライセンスであれば、建築とインテリアのプロとしてより良い提案ができるのではないでしょうか。

試験はどちらとも年一回、学科試験と設計製図試験になります。

建築士試験とは違い、平行定規を使っての試験ではなく、パ-ス中心の試験になります。

インテリアプランナーの試験内容

インテリアプランナーの試験は、一次試験と二次試験に分かれており、それぞれ学科と設計製図試験になります。

インテリアプランナーの一次試験(学科)

インテリアプランナーの学科の出題範囲は以下のようになります。

  • インテリア計画
  • インテリア装備
  • インテリア施工
  • インテリア法規
  • 建築一般

インテリアに関する総合的な知識が問題として出題されます。

試験時間は2時間30分で、問題は約50問出題されます。

インテリアプランナーの場合は、建築士(一級・二級・木造建築士)の資格を所有していると、一次試験が免除されるので二次試験に集中できます。

インテリアプランナーの二次試験(設計製図試験)

インテリアプランナーの二次試験は設計製図試験になっており、出題内容に応じて「要求図書」を完成させる作業になります。

設計課題自体は6月ごろ発表されるので、設計製図試験まで約5ヶ月間の準備期間があります。

学科試験と平行しながら対策を進めなければ厳しいかもしれません。

要求図書の種類は、平面図、断面図、展開図、天井伏図、透視図、一部詳細図、仕上表、家具表 など、いくつかの種類があり、どの内容でも対応できるように練習が必要になります。

インテリアコーディネーターの試験内容

インテリアコーディネーターの試験も、インテリアプランナーの試験と同じく試験は一次(学科)二次(プレゼンテーション・論文(記述式))に分かれます。

一次(学科)試験を合格しないと、二次(プレゼンテーション・論文(記述式))試験を受けることができません。

学科の合格は3年間は有効です。

インテリアコーディネーターの一次試験(学科)

インテリアコーディネーターの学科試験で出題される項目になります。

建築の一般知識から応用問題、インテリアの基礎となる部分など範囲は多岐に渡ります。

  • インテリアコーディネーターの誕生とその背景
  • インテリアコーディネーターの仕事
  • インテリアの歴史
  • インテリアコーディネーションの計画
  • インテリアエレメント・関連エレメント
  • インテリアの構造・構法と仕上げ
  • 環境と設備
  • インテリアコーディネーションの表現
  • インテリア関連の法規、規格、制度

上記のような科目に関する問題が出題されます。

インテリアプランナーはインテリア+建築のイメージがありますが、インテリアコーディネーターの方は、「インテリア」の範囲を広げ、掘り下げているイメージがあります。

インテリアコーディネーターの二次試験(プレゼンテーション・論文(記述式))

インテリアコーディネーター二次試験には、記述式のプレゼンテーションや論文での試験内容になります。

学科試験もそうですが、設計製図試験も明確な合格ラインが公表されていません。

受験資格は、過去3年以内に一次試験に合格してることが条件となり、受験者はインテリアの基礎的な知識を身につけていることになりますね。

プレゼンテーションでは、インテリアの基礎知識を中心に、課題や与条件に基づきながらインテリアの計画を行い、図面作成や着彩表現が必要となってきます。

論文では、与えられた課題に対し、インテリアコーディネーターとして文章で表現能力が試されます。

図面作成と文章作成の内容が課せられるので、対策が必要になってきます。

インテリアプランナーとインテリアコーディネーターの試験日程

インテリアコーディネーターとインテリアプランナーの試験日程

インテリアプランナーの試験日程

インテリアプランナーの試験の申込は「前期」と「後期」に分かれています。それぞれ、時期や試験の対象が違うので注意が必要です。

前期・・・「学科試験」又は「設計製図試験」の受験申込者受験申込書の受付期間は3月中旬~4月末頃、建築技術教育普及センター本部へ郵送が必要です。

後期・・・「設計製図試験」の受験申込者受験申込書の受付期間は9月初旬~9月末頃までに建築技術教育普及センター本部へ郵送により完了です。

学科試験は6月第3日曜、設計製図試験は11月第3日曜になります。学科試験・設計製図試験それぞれの合格発表は、8月と2月に発表され、合否にかかわらず通知されます。試験合格後は、経歴や実務経験の年数に応じて「インテリアプランナー」として登録ができます。原則、試験登録後5年以内なので注意が必要です。

インテリアコーディネーターの試験日程

インテリアコーディネーターの試験申し込みは、毎年7月中旬~8月末学科試験は10月第2・3日曜日実技試験は12月第1・2日曜日合格発表は2月頃に発表されます。

インテリアコーディネーターの試験に合格後は、登録料をインテリア産業協会に納付し、登録手続きが済ませればインテリアコーディネーターとして登録され、インテリアコーディネーター証と証書が交付されます。5年ごとの更新手続きもあるので、住所変更等は注意が必要です。

インテリアプランナーとインテリアコーディネーター まとめ

今回は「インテリアプランナー」と「インテリアコーディネーター」の資格について記事にしました。

受験資格が特になく、誰でも受験できるのも人気の要因ではないでしょうか?

しかし、インテリアの分野も奥が深く、その上、両資格ともそこまで高確率が高くないので、時間を掛けての対策が必要になります。

資格試験は知識習得には一番手っ取りやすいので、受験の機会を利用してのレベルアップが望めます。

また改めて、別の資格を紹介します。


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