今回は、AutoCAD,AutoCAD LTで表を作成する方法・編集する方法を解説します。
CADの種類によっては、表作成などの機能が無く他のソフトを使ったり、「線分」や「テキスト」を使って表をCAD内で作図されているユーザーも多いはずです。
AutoCADの場合は「表」作成のコマンドがあるので、そういった機能を利用して作成することができます。
複雑なマクロを必要としない「表」レベルであれば代用できる部分もあります。
1つのソフト内で集約する方が、作業性や容量などは軽減できる傾向にあります。
AutoCAD,AutoCAD LTで表の作成
AutoCADで「表」を作成するには、「注釈」タブから「表」を選択します。
「表を挿入」の中で「列数」と「列幅」を入力し、表のセル数とバランスを調整。
表の形が決まれば、後は配置したい場所にクリックすれば「表」が作成されます。
表の挿入方法としては、「挿入点を指定」と「窓の選択」の方法があります。
「挿入点を指定」は、表の列や幅を指定して、表の左上をポイントに位置を指定します。
「窓の選択」の場合は、表の列数・列幅、データ行・行の高さなどを使い分けながら指定し、「窓選択」の要領で2点のコーナーをクリックすれば作図されます。
1行目や2行目のセルを「タイトル」や「見出し」として設定することもでき、また、表の線をクリックすれば、プロパティパレットに「表」が表示されるので編集が可能になります。
表の中のセルをクリックすると、セル内の内容を編集することができます。
AutoCAD,AutoCAD LTで作成した表を編集してみる
AutoCADで作成した表の編集方法です。
表の大きさの変更
作成した表の大きさの変更も可能です。
「表示」タブの「オブジェクトプロパティ」を選択し、プロパティパレットを表示させます。
プロパティパレット内の表の「表の幅」や「表の高さ」の数値を変更することによって、表の大きさの編集が可能になります。
セルの大きさや文字大きさの変更
セルの大きさの変更も「オブジェクトプロパティ管理」から変更が可能です。
セルをクリックし「セル幅」の数値を変更すれば、表の中のセルを調整することができます。
文字の場合は、「文字の高さ」の数値を変更すれば反映されます。
図面の寸法値や、注釈の文字と大きさを揃えると統一感が出て綺麗に表現されます。
AutoCAD,AutoCAD LTで表を作成する方法や編集について まとめ
今回は、AutoCAD,AutoCAD LTで表を作成する方法・編集する方法を記事にしてみました。
CADの場合、「表」自体が中心になることは少ないですが、筆者の場合は建築図面などで、「仕様書」や「概要書」「面積計算」の記載方法として、「表」コマンドを活躍しています。
CADのソフトを動作しながらの表計算ソフトの同時進行はPCに負担が掛かったり、情報が混乱しがちになります。
2・3画面でのPC環境であれば、1つの画面でCAD、もう一つで表計算ソフトが可能ですが、出先などで画面が一つの場合も備えてAutoCADの「表」コマンドでの作成も覚えておいて損はありません。