住宅関係の図面や間取り図には、独特の専門用語や略語が使われています。
例えば、LDKがリビング・ダイニング・キッチン(living dining Kitchen)の略語を表すように、幾つかの言葉が短縮されています。
略さずに図面に反映してしまうと、情報が溢れてしまうのを防ぐためでもあります。
今回は、住宅の図面や間取り図の略語や用語について解説します。住宅購入時に必須の項目「都市計画法と用途地域」についてまとめた記事になります⇩
早速、住宅関係の図面や間取り図に出てくる略語や用語を紹介していきます。
L(Living)
Livingの頭文字の「L」を使って表し、リビングを表します。
「居間」として図面に書かれていることもあります。
D(Dining)
Diningの頭文字の「D」を使って表し、ダイニングを表します。
「食事室」として書かれていたりします。
K(Kitchen)
Kitchenの頭文字の「K」を使って表し、キッチンを表します。
LD(Living dining)
Livingの頭文字の「L」と、diningの頭文字の「D」を組み合わせて表し、リビング・ダイニングを表します。洋風の食寝分離の生活が取り入れだしてから、LDの空間が増えだしました。
DK(Dining Kitchen)
Diningの頭文字の「D」とKitchenの頭文字の「K」を組み合わせた形。
ダイニング・キッチンを表します。
LDK(Living Dining Kitchen)
EPS(Electrical Pipe Shaft)
電気配線を納めているパイプスペースを表します。
DS(Duct Space)
ダクトスペースを表します。
文字の通り、ダクトが通っている空間になります。
AC(Air‐Conditioner)
エアコンの略語。
室内機と室外機があるので注意が必要。
UB(ユニットバス)
ユニットバスの略語。
和製英語なので海外では伝わりにくい。
続きで書かれている数字は大きさを表します。
UB1616などは1坪(3.3㎡)タイプ。
BAL(Balcony)
ベランダなどのバルコニーの略語
CH(Ceiling Hi)
天井の高さを表します。
部屋の内部でも、天井の高さが変わる所があるので、読み取れればリスク回避も。
CH2400と書かれている場合は、天井高さ2.4mになります。
住宅の間取り図の解説 「間取り図に書かれている点線」
間取り図レベルの図面にも、点線の表記が多く使われます。
これは、床暖房や下がり天井の範囲を表し、図面の凡例によっては違う意味を表します。
床暖房の範囲なども、リビングだけなのか、キッチンやダイニングを含んでいるのかなど、事前に図面から読み取ることができれば、家具の配置や器具の購入なども前持って対策することができます。
建築図面に出てくる略語や用語の種類
間取り図だけでなく、建築図面に使われている略語や用語も紹介します。
BM(Bench Mark)
測量における水準点の位置、ベンチマークを表します。
KBM(仮Bench Mark)
仮で設定しているベンチマークの位置を表します。
GL(Ground Line)
グランドラインの意味で地面の高さを表します。
FL(Floor Line)
フロアラインの略語。
フロアの仕上げの高さが示されていることが大半です。
SL(Slab Line)
スラブの高さを表し、鉄筋コンクリート造などで表現される用語です。
RL(Roof Line)
最上階の高さをあらわします。
AW(Aluminium Window)
アルミ製サッシの略語
AD(Aluminium Door)
アルミ製ドアの略語。
戸建て住宅の場合は玄関ドアに多く使われます。
SW(Steel Window)
鋼製サッシの略語
SD(Steel Door)
鋼製ドアの略語
WD(Wood Door)
木製ドアの略語。
内部ドアに多く使われます。
WW(Wood wWndow)
木製サッシの略語になります。
住宅の間取り図の略語や用語 まとめ
今回は、住宅の間取り図などに使われている略語などを解説しました。
図面を見慣れていない場合は戸惑うこともあるので、調べたり聞いたりする必要があります。
また追記も含めて更新していきます。