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建築家・安藤忠雄とブルガリのコラボレーション

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建築家・安藤忠雄氏とイタリアの高級宝飾品メーカー「ブルガリ」とのコラボレーションが発表されました。

「建築」と「ブルガリ」との重なりあう部分が少ないので想像しずらいですが「時計」をテーマにコレボレーションしています⇩

建築家・安藤忠雄とブルガリのコラボレーション ── ブラックホールと無限の時間

Tadao Ando× Bvlgari-OctoFinissimo

建築家・安藤忠雄とブルガリがコラボレーション ── ブラックホールと無限の時間

”私たちは共通の言語を 持っていたのです”

本格機械式時計を自社内で一貫製造できるマニュファクチュールとして、近年時計界でも存在感を増しているブルガリ。ブランドのアイコンとなった「オクト フィニッシモ」は極薄にして立体的な造型をもつ特別な時計であり、優れた装着感と、現代の時計に求められるユニークな存在感の両立に成功した。加えて、ベゼルを細く絞ったり、文字盤の開口部を大きく取るなどしており、視認性も大変に優秀だ。

際だった個性をもつオクト フィニッシモが、クリエイターたちの想像力をかき立てたのは当然だろう。2017年には、坂本龍一とのコラボレーションモデルである「ブルガリ オクト フィニッシモ トリロジー」を発表。翌18年には日本画家の千住博が文字盤にペイントを施したオクト フィニッシモの限定版を製作。そして2019年は、建築家の安藤忠雄が手を加えた。完成したのは「安藤忠雄 × ブルガリ オクト フィニッシモ オートマティック」コレクションだ。

ブルガリのデザインを総括するファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニは、「彼はオクト フィニッシモを『時計としてパーフェクト』と評しながら、『少し手を加えてみたい』と言っていましたね」と、安藤との対面を振り返った。

A:ブラックホールからインスピレーションを得た渦巻き。その中心には秒針が置かれている。
B:オクトのモチーフとなった八角形。幾何学的な模様は安藤建築に共通する要素だ。

安藤忠雄 × ブルガリ オクト フィニッシモ オートマティック
日本を代表する建築家、安藤忠雄とのコラボレーションモデル。ベースとなったのは極薄自動巻きのオクト フィニッシモ オートマティック。文字盤に無限の時間の経過を表現するべく、秒針の根元から螺旋状に渦を巻いたデザインを与えた。安藤忠雄曰く、「時計の周辺から秒を刻む中心に向けて渦を巻き、次第に深みに見えなくなるといったイメージ」とのこと。チタン製ケース&ブレスレット、自動巻き、40mm径、限定200本。¥1,800,000

建築家の藤森照信は、安藤忠雄の建築原理を「板による構成を打ちっぱなしコンクリートで作ることではないか。このありふれた素材の精度を大きく高め、他にはない面構成を盛り込むことで、建築物に唯一無二の個性を与えてきた」と評した。このあり方は、奇しくもチタンというありふれた素材を精密に切削し、ケースに数多くの面を与えた、オクト フィニッシモに同じだ。安藤忠雄がボナマッサに「時計としてパーフェクト」と述べたのは、お世辞ではないだろう。

「 安藤さんとコラボレーションするために、彼が手がけた光の教会を見に行きました。アプローチはオクトと同じでしたね。つまり、シンプルで、光と影があり、ディテールが精密。彼はコンクリートを用い、私はチタンを使う。私たちは共通の言語をもっていたのです」(ボナマッサ)。

今や大型の建築物も得意とする安藤忠雄だが、キャリアのはじまりは、大阪にある住吉の長屋だった。限られたスペースを有効活用するアプローチは、腕時計のデザイン手法に同じだ。安藤忠雄がボナマッサに対して「時計デザイナーは羨ましい」と語ったというのは、両者のありようが似ているからかもしれない。

もっとも、オクト フィニッシモのケースのカタチはすでに決まっているし、安藤自身も「時計としてパーフェクト」と語った以上、なるべくいじりたくなかったのだろう。ではどこに手を加えたのか。彼は、オクトの文字盤からインデックスとロゴを外し、代わりにブラックホールをモチーフとした渦巻き模様を加えたのである。

そのタッチは、まさしく“安藤的”だ。平面を好む彼は、いっぽうで、平面が平たくなりすぎないよう、そして素材感を殺さないよう、絶妙な調整を加えるのが特徴である。本作でも、平面であることと、チタン製の文字盤であることを隠さない程度のアクセントとして、渦巻き模様を配した。巧みなのは線の太さで、これ以上細くしたら骨太なケースには釣り合わなかっただろうし、太くしたら、視認性を悪化させるだけだっただろう。また、渦巻きの中心をオフセットさせることで、あえて、見る者に違和感を残している。平面に対するこの微妙なタッチは、安藤“建築”そのものではないか。

ボナマッサ・スティリアーニと安藤忠雄の邂逅が生み出した「安藤忠雄 × ブルガリ オクトフィニッシモ オートマティック」コレクション。世にコラボレーションは少なくないが、これほど統一感のあるものは希だろう。「これは、安藤さんとブルガリのコヒーレンス、波長の同調が生み出した時計なのです」。

出典:GQJapan

極薄自動巻きのオクト フィニッシモ オートマティックをベースに、安藤忠雄の建築原理が足された作品として誕生しています。

安藤忠雄 × ブルガリ オクト フィニッシモ オートマティックの動画がこちら⇩

「建築」と「時計」のコラボも新鮮で興味深いところがあります。

こういった時計を装備してデザインも行ってみたいですね!

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archi

普段は設計メインの建築エンジニア。 休日は趣味(スポーツ・遊び)を堪能する1児の父。 ハウスメーカーやデベロッパー、設計事務所などを渡り歩き、住宅から大規模建築まで様々な分野を取り扱うストロングスタイル! 所有資格/建築士/宅建士/AFP/古民家鑑定士/福祉住環境コーディネーター/大型免許・大型二輪/一級小型船舶免許操縦士他

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