資格試験はいつも独学で勉強して取得しています。
今回は、そのコツと自分が行っている方法を記事にしたいと思います。
*経験などによる方法のため、あくまで参考レベルでお願いします。
ちなみに、この5年間で独学で取得した資格です。
- 福祉住環境コーディネーター2級
- 宅地建物取引士
- ファイナンシャルプランナー3級
- ファイナンシャルプランナー2級
- 二級建築士
- 古民家鑑定士1級
宅建だけ2回目で合格したのですが、他は1回目で合格しています。
もちろん独学です。
他にも資格は色々あるのですが、講習を受けて当日試験のパターンや講習のみのパターンなので割愛しています。
独学で受ける理由は2つ。
- 自分のペースでできる
- 費用を抑えられる
私の場合はこの2点につきます。
特に重要なのは「自分のペース」の部分なんです。
その理由は後で説明します。
目次
資格試験を独学で受験するまでの事前調査
資格試験の勉強を開始する前に情報を収集する作業に力を入れます。
スポーツやゲームでも、有利に進めたい場合は、まずルールを覚え敵を知ることです。
それが勝利への近道と言われています。
資格試験も同じです。
試験勉強を有利に進めるにも情報が必要です。
そういった中でも、自分の中でいつも調べる項目は決めています。
- 試験日程(年何回かなど)
- 合格率(上位⚪⚪%以上合格や、⚪⚪点以上合格など、受験者数など)
- 試験方法(マークシート・論文など)
- 試験解答方法(2択・4択・記述式など)
試験日程などは、年間の開催回数や日時などを調べたりします。
年1回か年2回ではプレッシャーの度合いが変わってきます💦
プレッシャーや緊張を和らげるには、試験対策の事前準備が一番効果があります。
直近の試験日から準備期間を逆算するためにも、情報が必要です。
また、合格率も「受験者数」と「合格者数」も把握しておきます。
できれば、年代別の合格率も確認したいところです。
理由は、10代は学生で勉強時間が確保できる、20代も10代ほどではないですが、時間の確保がしやすい、かつ机に向かう習慣が残っていることが多いからです。
私は30代以降のデータを特に見ます。
30代といえば、会社などでそれなりの業務をこなしているので、勉強時間の確保が難しいことがあるからです。その数字から難易度や総勉強時間を推測するこもできます。
試験方式は「マークーシート式」が多いと思います。
記述式や論文は、人の目で解答を確認しないといけないため、あまり採用されていません。
「マークーシート式」は2択・4択~が主流だと思います。
これも過去問をこなしていくと分かるのですが、4択の場合、一般常識や業務知識で2択まで絞れることが多いです。
その2択から正解を選ぶのに知識が問われることが多い気がします。
試験内容と合わせて、資料関係も調べます。
- テキスト
- 過去問題集
- アプリ
- ブログ(体験談など)
試験の全体像が見えると対策が打てます。
特に、試験によっては分野が分かれているので、勉強時間のペース配分も含め重要なポイントです。
資格試験を独学で受験するまでの準備
独学=全て自分の裁量
すなわち、資料関係も自分で段取りしなければなりません。
私の場合は、調べたその日か次の日に「過去問題集」の購入と「アプリ」のインストールしています。
過去問題集・・・屋内での学習用
アプリ ・・・屋外での学習用
過去問題集などは、解説を見ながら理解を深めながら進めていく。
アプリの方は、1問1答などで数をこなす。
こういう風に使い分けると便利です。スキマ時間を有効に使えます。
また、過去問題集は問題や解答の順番を覚えてしまったり、2択や4択だと前後の問題に先入観や影響を受けてしまうことがあります。
その点アプリなどは、1問1答がランダムで出題される機能があるので助かります。
バランスよくこなすのが理想ですね。
資格試験を独学で受験するまでの勉強方法
試験の概要が分かり、資料関係が手に入ると後は勉強するだけです。
「勉強」というワードがざっくりしすぎなので、もっと的を絞ると「インプットとアウトプットを繰り返し、試験に問われる知識の定着化」ということになります。
試験当日までのスケジュールパターンです。
1日目 試験概要などを調査
情報を集めてから、用意する資料(問題集)などの選定
↓
2日目 過去問題集など資料取り寄せ
↓
3日目以降 過去問取り組みスタート(最短で取り組む)
*私の場合は、過去問題集が手に入ると即日から取りかかります。
理由は、資料を手に入れた段階は比較的モチベーションが高いのと、スケジュールの後半に何が起きるかわからないからです。
早めに合格レベルまで持っていけば、後はアウトプットなどによる復習で仕上げることも可能です。
↓
試験まで、定期的に復習を行う。
試験前1ヶ月に模試を受けるor市販されている模試などを購入し試してみる
模試の点数次第では追い込みが必要な場合も。
1ヶ月前ならまだ余裕があります。
これが1週間前なら、ちょっと焦ります。
まとめると、少しでも早い段階で合格レベルまで持っていくということです。
何か試験を受けようと思った時は、仕事やプライベートなどで時間が作れた時が多いです。
そんな状況が試験日まで続くとは限りません。
そういう意味でも、早めに合格レベルまで持っていきます。
独学のメリットの自分のペースというのはこういう部分でも効果があります。
資格試験を独学で挑む場合の過去問の取り組み方
つまづいていいと思います。
ここで重要なポイントは、問題で出てきた知らない「単語」や「用語」を一週目で調べておくことです。
忘れても構いません。
エビングハウスの忘却理論でいくと、人間は1日の出来事の74%は忘れてしまいます。
忘れてもいいのですが、復習なしの忘れっぱなしがいけません。
復讐などのアウトプットを繰り返すと、過去問2・3週目に知識が定着化してきます。
過去問1週目でやってはいけないことは、選択問題の場合、正解してしまうと次の問題に進んでしまうことです。
全ての選択肢を把握して、わからない単語などを調べておくことです。
例えば、問題の一つの肢で、単語が8つ使われていたとします。
そのうちの2・3つの言葉や単語を変えるだけで新しい問題を作ることができます。
資格試験で、過去と全く問題が出題されるのはごく稀です。
しかし、類似問題は溢れています。
新問題も文章の雰囲気は似ていて、聞いたことがない単語や用語が混ざっているだけです。
何てことはありません。
過去問題集の捌き方
これも私の進め方です。参考にして下さい。
資格試験の問題で多いパターンです。
- この選択肢の中から正解を選べ
- この選択肢の中から誤っているものを選べ
問題の形式では、圧倒的に、「この選択肢から誤っているものを選べ」が多いです。
その誤っている部分にフォーカスを当てます。
この3パターンが、いつも対象になってきます。
1,文章の誤り(~しなければならない。~する必要がある)
2,単語・用語の誤り(前後の文章は正解だが単語や用語が違う)
3,数字関係の誤り(⚪日以内や、⚪⚪m,⚪⚪円など)
この3パターンを頭の隅におき、過去問を進めていきます。
慣れてくると、問題を呼んだだけで「誤っている部分」が直ぐに分かってきます。
問題を解答していくスピードが早くなります。
このテクニックのいいところは、本番の試験などで新問題に出くわした場合、消去法で選択肢を絞ることもできます。
資格試験を独学で挑んだ場合の本番対策
いよいよ資格試験本番です。
本番試験では、必ずといっていいほど新問題が出ます。
新問題の定義が難しいですが、今までに観たことがない・解いたことがない問題は新問題とも言えます。
「新問題への対応」が注意するポイントになります。
なぜなら、「過去問のやりこみ」を極めてしまうと、新問題などのパターンへの対応に鈍くなることがあります。
過去問の文章を丸暗記してしまっていることが多いので、違う言い回しの文章が来ると「あれっ💦」ってなってしまいます。
素直に考えればいいところを、無駄に深読みしたりしてしまいます。
この辺が難しいところです。
あと資格試験の構成はこういうパターンが多い気がします。
- 難易度(易しい)・・・問題全体の3割~6割(勉強無しでも、一般常識や業務知識で得点できるゾーン)過去問を繰り返すと、この範囲の得点が安定してきます。ここを抑えないと合格は見えてきません。
- 難易度(中) ・・・問題全体の1割~4割(試験対策や過去問の追い込みを行っていないと、得点できない範囲)過去問をやりこみと半分以上は得点できる範囲
- 難易度(難) ・・・問題全体の1割~2割(試験対策やその業務の分野に取り組んでいても中々得点できない範囲)
感覚的になってしまいますが、こういう試験構成が多い気がします。
感覚的にもこういう問題構成ということが分かっていなければ、勉強の段階で難易度(易しい)の部分を得点できたことによって、勘違いしてしまい学習量が減ってしまうことがあります。
資格試験に慣れていない人などです。
こういう展開になると、いつまでも試験に受からない状況に陥ってしまいます。
そうならないためにも、早めに取り組み、全体の範囲で合格レベルに達する方法を推奨します。
資格試験を独学受験のまとめ
現代社会では、国家資格や民間資格なども含めて、数えきれないほどの資格が存在します。
作業が機械化されればされるほど、管理やメンテナンスの部分などで、有資格者の存在が見直されます。
そういった中でも、どんな試験でも対応できるスタンダードな方法として、自分の中で確立しています。
是非参考にしてください。
他の対策法は別の機会に記事にしてみます。