ル・コルビュジェが設計した建築で、ル・コルビュジェの作品を観る
2016年に世界文化遺産に登録された「国立西洋美術館」で、世界文化遺産登録後に初めてル・コルビュジェ展が開かれます。( 正確には、世界7か国17資産で構成される「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の中の一つ)
20・21世紀のアートに囲まれた空間に、新しいル・コルビュジェの一面が加えられます。
国立西洋美術館は、ル・コルビュジェが日本で設計した唯一の建築と言われ、2019年で開館60周年を迎えます。
1959年に本館が開館、「無期限美術館」としてこの美術館を位置づけ、後に弟子である前川國男・板倉準三・吉坂隆正らによって「新館」と「企画展示館」が増設されています。
今回のル・コルビュジェ展も本館で開催されるみたいで、ル・コルビュジェの絵画や家具が展示されるみたいです。
ル・コルビュジェはどんな人?という知らない人のために過去こんな記事を書きました↓
ル・コルビュジエと近代建築五原則。世界文化遺産登録された近代建築に触れる
ル・コルビュジェの建築や「近代建築の五原則」について紹介しています。
「近代建築の五原則」の考えのもと、サヴォア邸やユニテダビタシオンなど多くの建築を残し、建築だけでなく色々なジャンルに影響を与え続けています。
ル・コルビュジェ展の日程
ル・コルビュジェ展の発表されている詳細です。
- 開催日時 2019年2月19日(火)~2019年5月19日(火)
- 開館時間 9:30~17:30(毎週金・土曜日:9:30~20:00)
- 休館日 月曜日(3月25日、4月29日、5月6日は開館)5月7日(火)
- 観覧料金 当日:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円(*前売りは安くなるみたいです)
- 会場:国立西洋美術館 本館
- 住所:東京都台東区上野公園7-7
- 電話番号:03-5777-8600
3ヶ月間のみの開催ですが、是非足を運びたいですね。
建築に興味ある方だけでなく、他の業界の方も参考になるのではないでしょうか。
ル・コルビュジェ展のみどころ
ル・コルビュジェがフランスのパリで「ピュリスム(純粋主義)」の運動が盛んだった時代に焦点をあて、その10年間に渡る建築やインテリア、芸術面の活動などを振り返ることができます。
建築家ル・コルビュジェとして活動する前の画家としての活動や、画家アメデ・オザンファンと共に追及し続けた思想、近代生活を支える科学に対応した「構築と総合」によるル・コルビュジェ論に触れることができ、他には、ピカソやブラックらの絵画など、ル・コルビュジェが影響を受けた1920年代の近代芸術の巨匠達の作品も展示され、国立西洋美術館ならではの設えになっています。
ル・コルビュジェ 国立西洋美術館開館60周年記念ポスター
普段からツアーなどを開催されていますが、このイベント中の一部期間は、普段は入ることのできない旧館長室が観れる「特別建築ツアー」も開催されるみたいです。
他にも、「スイスの建築設計事務所 クリスト&ガンテンバイン」による講演会や、本展覧会の見どころや主な作品を紹介をするスライドトークも有り、色々な形で建築・美術に触れることができそうです。