キッチンを交換する場合の選び方や失敗しづらい注意点を紹介します。
キッチンが綺麗になるイメージが先行してしまい、工事前の状況によっては工事が追加になったり費用も増えてしまいます。
キッチン工事の注意.を理解し、リフォーム・リノベーションを成功させましょう。
目次
システムキッチン工事の注意点 リフォーム・リノベーション計画の失敗しない為の知識

キッチンのサイズを知ることが計画への第一歩
新しいキッチンと現状のキッチンとでは、奥行きの寸法が違う
キッチンの奥行きが違うと、キッチン下の床の見える面積が変わってきます。
キッチンの奥で壁をふかす(空間を作ってキッチンを前に)か、床を補修か張り変る形になるのが大半です。
ひと昔前のキッチンは、背面がタイルなどで配管スペースを作ったりしている場合があるので、キッチン以外の寸法も確認する必要が有ります。
キッチンの幅
既存のキッチンを含め、システムキッチンではそれぞれの間取りに柔軟に対応てきるよう、幅の寸法がいくつか設定されています。
I型2550やI型2400といった大きさのキッチンを取り入れることが多く、15cmピッチで幅の寸法が変えれる商品が多いです。
l型2400・・・I型の直線形状のキッチン 2400は、幅2.4mを表します。
最終的な微調整は、エンドパネルといった部材や、現場の施工による対応で仕上げていきます。
計画段階で問題点を確認しておくのが、無難な進め方です。
キッチンのカウンターの高さの基準
キッチンの幅と同様に、カウンターなどの作業台の高さも設定することができます。
おおよその目安としては、作業する人の「身長÷2+5cm」が推奨とされ、身長160cmの人の場合は、85cmが作業しやすい高さになります。
ほとんどのメーカーが5cmピッチで選択が可能です。
レンジフードの高さも注意
レンジフードの高さも各商品ごとに設定することができます。
コンロ台から離しすぎても排気の効率が悪くなり、低すぎても頭が当たったりします。
建築基準法では、排気フードの設置高さは、火源または調理機器に設けられた排気口からフード下端までの高さを100cm以下にしなければならないと記されています。
制限されている数値内で計画する必要がありますね。
換気扇の場所や外部への排気方向にも注意が必要
キッチンを新しくする場合、レンジフードなどの換気扇なども一新する形になると思います。
注意点としては、換気扇の排気が壁から排気されているか、天井を経由し壁から排気されているかで、商品や施工方法を限定されてしまうことがあります。
モデルルームなどのキッチンは、天井の高さ2.4mで展示していることが多いのです。
実際のお家のキッチンの空間では、2.1m~2.3mの天井高さもありえるので、 イメージとの相違に気を付けるようにしましょう。
システムキッチンやセパレートキッチンの違いについても記事にしています⇩
壁側のI型キッチンから対面キッチンに変えれる!? リフォーム・リノベーション計画の失敗しない為の知識

アイランド型の対面キッチンになると、両側の通路寸法が必要
新築の場合は初めから対面キッチンでの計画が可能ですが、リフォームの場合は、できる間取りとできない間取りにわかれてしまいます。
特にマンションの場合は、給水や排水の位置の場所や管理規約等によっては見送ることも少なくありません。
もしできるとしても、対面キッチンのスペースで床の高さを上げるなど、工夫が必要になってきます。
戸建ての場合も、スムーズに壁側キッチンから対面キッチンに変更することが少なく、キッチンやLDKの間取り次第になってきます。
特に戸建て対面キッチンの場合は、幅2.4m以上か望ましく、キッチン横の通路を含めると3.2m以上は確保したいところ。
間口でいう2間(畳2枚)ほどの寸法になり、 元々の柱や梁の位置によっては断念せざるをえません。
壁側キッチンで背面にカウンターなど、 ミニセパレートでプランを考えてみるのもいいかもしれません。
リフォーム・リノベーション計画の失敗しない為の知識⑤キッチンの選び方 まとめ
今回はキッチンの選び方について紹介しました。
リフォーム・リノベーションに特化して紹介しましたが、新築でも同じ内容が当てはまることが多いです。
対面キッチンの場合は、それ相応の寸法が必要となり、LDKの面積によっては見送る方が得策の場合があります。
キッチン自体もバリエーションが増え、他の部屋とのバランスによって合わせる方が統一感が出たり、特徴を楽しめたりします。
また改めてキッチンの内容を紹介します。