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住宅のメンテナンスの時期やタイミング、費用など。失敗しない住宅計画の基礎知識

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人生で一番高い買い物と言われる住宅の購入。

買う時の金額ばかりに着目しがちですが、それを維持していくためには費用がかかります。

しかもメンテナンスを怠り、シロアリや雨漏れなど後に被害が拡大する内容もあります。

住宅を維持していくためにはどれくらい費用がかかるのか?

そんな住宅のメンテナンス部分で発生する費用を解説します。

住宅(外部)の定期的なメンテナンスとは?

住宅のメンテナンスの費用はどれくらい?の参考画像

住宅のメンテナンスの費用はどれくらい?

そもそも住宅のどの部分を見直したらいいのか?

住宅の外部と内部に分けて表にまとめてみました。

まずは外部のメンテナンス時期や症状についての表です。

箇所メンテナンス時期・症状対策方法
屋根・樋スレートの場合 約10年ごとのメンテナンス

屋根の色のバラつき

屋根にコケや藻が発生している

雨漏れや屋根材のヒビ割れ

瓦の場合は耐久年数が約50年ほど、漆喰の補修などは必要

葺き替え

部分補修

塗装

漆喰補修

外壁サイディング壁の場合は7年~10年

外壁材の割れや露出

塗装壁なども10年ごとのメンテナンス

チョーキング現象(触ると手に白い粉がつく)などが発生

光沢の劣化や塗膜剥がれ

サイディング工事(張替・部分補修)

コーキング工事

外壁塗装

防水工事

ルーフバルコニーなど10年ごとのメンテナンス

防水膜のヒビ・割れ

FRP防水

シート防水

アスファルト防水

ウレタン防水

基礎・床下クラックや表面の劣化

 断熱材の劣化

シロアリの被害

基礎表面の左官工事

クラック部のエポキシ樹脂、カーボンファイバーでの対応

防蟻工事

窓・サッシ

サッシの耐用年数は約20年

結露がひどい

開閉が重い

クレセントが重い

ガラスの割れ・ヒビ

窓枠が膨れている

補修・調整

ガラス交換

サッシ交換

相場的には屋根工事で50万円~150万円ですが、家の大きさや材料、施工方法により大きく変わります。

外壁の場合も30万円~80万円ほど

更に屋根と外壁のメンテナンス工事には足場が必要になってくるため、足場工事代で約20万円ほど費用が付随してきます。

リフォームやメンテナンス工事の度に足場代が発生してしまうため、屋根と外壁の工事を合わせてされる方も多いのはこういった理由からになります。

窓やサッシの交換の場合も、現行の商品とサイズなどが違うため窓周りを加工する必要が有り、合わせて防水処理をしなければなりません。

サッシ自体は3万円ほどからありますが、シャッター付きや雨戸付き、網入りやLow=Eのタイプなどオプションに比例して金額は上昇します。

さらに、工事が必ず伴うのでその辺も考慮しておきましょう(当たり前のことですが、宣伝や広告に惑わされる時があります)

またサッシを交換する際には中・外ともに処理が必要で、特に外部は防水の処理が重要です。

せっかく窓やサッシが綺麗になったのに雨漏れの原因になっては意味がありません。

しっかりとした施工を求め、外壁工事とサッシ交換も合わせてされる方も多いです。

基礎や床下については、外回りの点検と床下点検口からの確認は定期的に見ておくのがベストです。

特にクラックなどは、コンクリートの乾燥収縮で発生したものか、地震による影響か分からないものです。

クラック補修も箇所数にもよりますが、防蟻工事と合わせて5万円~20万円が相場になってきます。

住宅(内部)の定期的なメンテナンス

次に住宅内部のメンテナンス時期や症状のタイミングです。

水廻りの設備から

箇所メンテナンス時期・症状対策方法
キッチンレンジフードや配管内部などは3ヶ月から一年ごとキッチン本体の耐用年数は10年~20年(ガスコンロやレンジフードなど周りの部材から故障)

 コーキングや目地などは7年~10年

排水のつまりや異音は要注意

清掃

メーカー対応

補修

お風呂コーキングや目地などは7年~10年

排水のつまり

食器洗い洗浄機など同じく浴室乾燥機もメーカー点検などで、10年での対応(フィルターの清掃は半年がめど)

清掃

補修

メーカー対応

洗面台コーキングの劣化

割れやヒビ

シャワーホースの劣化など

排水のつまりや異臭がする

清掃

補修

専門業者での作業

トイレ

トイレ本体は陶器のため耐用年数は20年くらいだが、中の部品が10年ほどで故障

排水のつまりや異臭がする

温水便座の故障

シャワートイレの故障

清掃

補修

専門業者での作業

水廻りに関しては水漏れなどのトラブルが発生した場合、被害が広がり、マンションの場合は問題になるので、最低限のメンテナンスは施しておきたいものです。

キッチンの金額で大きさにもよりますが50万前後、それに合わせて現状のキッチンの廃棄・撤去代、新しいキッチンの工事代も合わせて100万円ぐらいになりことも多いです。

お風呂に関してもキッチンと同じように、現状の解体・撤去費や新しい商品代と工事代合わせて100万円ぐらいになります。

洗面台やトイレも商品代は10万円前後の商品が多いです。

後はどれぐらいの工事が伴うかにもよるでしょう。

次に、水廻り設備以外の住宅部品です。

箇所メンテナンス時期・症状対策方法
最近はワックスフリーの材料が多いので比較的メンテナンスフリーに近い日焼けなどによる色褪せなど、色を復元するには専門技術が必要清掃リペア補修
左官壁(塗壁や綿壁)生活動作や地震の影響によるひび割れなどが多いイメージ塗装左官工事
クロス半年から一年ごとにコーナーや継ぎ目などのメンテナンス

5年~10年で収縮や接着剤劣化による剥がれ

コーキング

クロス張替(下地処理必要な場合も)

ドア玄関ドアの場合、シリンダーの劣化、ラッチの調整や表側の日焼けなどによる変色が発生する。

玄関ドアにガラスがある場合は、ガラス内で内部結露など

内部ドアは、建てつけや材料の反りなどによる開閉の干渉などが発生

ネジやビスでのラッチなどの調整

シリコンスプレーで潤滑部の清掃

専門業者による補修

日光による日焼け

換気不足によるカビや黒ジミの発生

3~4年で「表替え」15年~20年で「畳変え」
照明最近のLEDなどであれば10年の耐久性

中には製品不良で点滅などの状況も発生する。

ダウンライトの交換などは、配線を外したりする必要があるので、電気工事士の免許なども必要

床材や建具などは電気商品ではないので、比較的長持ちします。

特に最近の商品はドライバー1本で調整できるのも多く、比較的メンテナンスが楽な商品が多いです。

最近はホームセンターなどでDIYの商品が充実しているので、クロスの補修などもできる人も多いのでないでしょうか。

住宅のメンテナンスの費用はどれくらい?

適切な住宅メンテナンスで安心できる住まいに参考画像

適切な住宅メンテナンスで安心できる住まいに

それぞれ見直すと、ポイントは10年が一つの目安と言えます。

10年目にまとめて工事を行うとして、

  • 屋根工事    50万   +諸費用+消費税
  • 外壁塗装工事  50万  +諸費用+消費税
  • 足場代     20万  +諸費用+消費税

外部のみで120万~150万になってきます。

また10年目では使えそうでも、20年目で水廻り商品にもガタが来ます

しかも20年目は外部とも合わせてなので200万円以上のリフォームやメンテナンス工事になることが多いです。

リフォームメンテナンス工事だけでも車一台分の価格になります。
また雨漏れや災害などの緊急的な工事の出費にも対応できるように 、マンションの修繕積立金のように戸建てもリフォーム用の資金もキープしておいたほうがいいでしょう。

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archi

普段は設計メインの建築エンジニア。 休日は趣味(スポーツ・遊び)を堪能する1児の父。 ハウスメーカーやデベロッパー、設計事務所などを渡り歩き、住宅から大規模建築まで様々な分野を取り扱うストロングスタイル! 所有資格/建築士/宅建士/AFP/古民家鑑定士/福祉住環境コーディネーター/大型免許・大型二輪/一級小型船舶免許操縦士他

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